親知らず抜歯後の注意事項
CAUTION
親知らずの抜歯後のケアはとても重要です。
注意事項を守っていただくことで、痛みや合併症のリスクを減らすことができます。
抜歯後、20分間ほど噛んで圧迫します。その後、ガーゼは除去し廃棄してください。ゆるく咬んだり、途中で口をあけてしまうと、血の止まりが悪くなることがあります。
また、口内にたまった唾液はなるべく飲み込んでください。その後処方した痛み止めを一錠飲んでいただくと、麻酔が切れた後の痛みが和らぎます。
個人差はありますが、麻酔は2~3時間程度は効いています。
この間は食事はなるべく避けてください。感覚が鈍っているために熱いものを食べたり飲んだりしてやけどをしたり、口内や舌を噛んでしまっても気づかないことがあります。
抜歯した日は、アルコールや熱い飲み物・食べ物は避けてください。
うがいは避け、歯磨きは抜いた部位を避けて行ってください。
また、運動や長時間の入浴も避けてください。
タバコは傷口がふさがるまでは極力避けてください。
お薬は指示に従ってきちんと服用してください。
お薬によっては組み合わせが良くない物もありますので、来院時に普段服用しているお薬をお知らせください(お薬手帳をお持ちの場合はご提示ください)。
なお副作用があった場合は服用を中止してすぐに当院にご連絡ください。
抜歯した部位は傷口がふさがるまでは、手や舌でむやみに触らないようにしてください。強いぶくぶくうがいは避けてください。抜歯した部位の治りが悪くなることがあります。
抜歯後にお渡しするガーゼを抜歯した部位に当てて1時間程度強く噛み続けてください。その間の口の中に溜まる唾液は飲み込んでください。数分で口の中に一杯に血だまりができるような出血は異常です。すぐに当院にご連絡ください。
抜歯によって、頬が腫れることがありますが、腫れは生体の正常な反応です。
アイスパックや濡れたタオルを当てていただくと痛みが和らぎますが、冷やしすぎは血流が悪くなってしまい、治癒が遅延することがありますのでご注意ください。1週間以上腫れや痛みが続く場合には、当院にご連絡ください。